吉川八幡宮

岡山県加賀郡吉備中央町吉川に吉川八幡宮があります。
吉川八幡宮のある所は、吉川の分水嶺にあたり、古代より神聖な土地と考えられていた所です。醍醐天皇の延喜年間(901-922)に地主神を八幡宮として祀り、約4km離れた黒山地区に松原八幡宮として鎮座していたといわれています。
永長元年(1096)、京都の石清水八幡宮の別宮として建てられ、現在の地に遷座して吉川八幡宮となったようです。平安時代末期、吉川は石清水八幡宮の荘園であったことから両神社は身内の関係だったようです。
その後、一時荒廃しますが、足利尊氏や豊臣秀吉らの諸武将の崇敬を集め、江戸時代初期の寛永年間(1624-1644)には備中足守藩主の木下淡路守の所領となり、同家の祈願所となりました。享和元年(1801)には幕府直轄として倉敷代官の支配下に入り、後に一ツ橋家の所領となりました。
吉川八幡宮の鳥居は元禄4年(1691)に建てられています。随身門は桃山時代末期の遺構を残し岡山県の重要文化財に指定されています。門をくぐると、拝殿と本殿が丁字形につないだ特殊な形になっています。本殿は国の重要文化財に指定されています。
吉川八幡宮を取り巻く社叢は岡山県の郷土記念物に指定され、毎年10月に行われる當番祭(とうばんさい)は、岡山県の重要無形民俗文化財に指定されています。約1カ月に及ぶ祭りで県下3大祭りの一つです。白装束の10歳前後の男の子が当番様となり、走り競べなど古式にのっとり行われます。
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