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熊野神社

岡山県倉敷市林に熊野神社があります。
熊野神社は、正式には「日本第一熊野十二社権現宮」というそうです。五流尊瀧院と接していて昔はこれらのお寺と一体となった神仏習合の形態を取る神社でした。明治の神仏分離令により、十二社権現は熊野神社となり五流尊瀧院は天台宗のお寺になりました。
修験道の祖といわれる役小角が朝廷により伊豆大島に流され、弟子たちが各地を放浪し、役小角が赦免となった大宝元年(701)、現在の地に紀伊の熊野本宮の分霊を勧請したのが十二社権現の始まりだといわれています。
天平12年(740)に聖武天皇が児島一円を熊野神社の社領として寄進し、天平宝字5年(761)には紀州熊野と同じような社殿を整えたようです。その後、神仏習合し山岳信仰の中心となり繁栄しました。最盛期には60坊が境内に軒を連ねたと伝えられています。
その後、平安時代中期以降は衰退しました。承久3年(1221)に承久の乱が勃発し、敗れた後鳥羽上皇は隠岐に流されました。上皇の第4皇子である頼仁親王も連座して児島に流されました。その後、親王は荒れ果てた熊野神社と寺院を再興させました。
室町時代になり応仁の乱が勃発し、応仁3年(1469)、細川勝元方に組した覚王院円海を中心とした兵火により灰燼に帰しました。明応元年(1492)、社殿、堂宇が再建されました。国の重要文化財に指定されている第二殿はこの時の建物です。
社殿は左から第三殿、第一殿、第二殿、第四殿、第五殿、第六殿と並んでいて、熊野本宮大社と似たています。第二殿以外は正保4年(1647)に岡山藩初代藩主池田光政によって造営されています。これらの社殿は岡山県の重要文化財に指定されています。
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