井上家住宅

岡山県倉敷市本町に井上家住宅があります。
井上家住宅は倉敷市倉敷川畔重要伝統的建造物群保存地区の本町通りにあります。本町通りは倉敷のなかでも昔ながらの雰囲気が色濃く残る町です。井上家住宅は、倉敷に現存する町家としては最古の建物で、平成14年(2002)に国の重要文化財に指定されました。
井上家は、備中国宮崎村(現在の早島町)で新田開発に従事し、その後文禄年間(1592-1596)に倉敷に移住しました。寛永19年(1642)には村の年寄役になり、明治初めまで断続的に年寄役を務め続けました。
江戸時代初期以来、倉敷代官所より町役場人に任命された特権的な商人や地主である古禄(ころく)派13派の一つを形成し、屋号「宮崎屋」を称しました。享保年間(1716-1736)には、酒屋・地主をかねた特権商人になっていました。母屋の建物は宝暦3年(1753)に改造されていますが、6代目当主が正徳年間(1711-1716)に建てたものと推定されているそうです。
9代井上素堂(通称善右衛門)は、倉敷村の年寄役をつとめるかたわら、その子端木(はしき)とともに歌人としても知られています。素堂は「杜の下草」「泣岐抄」、端木は「鄙塵集」「塵塚」「鶴の画」などを著しました。
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